現在の利益水準

これまで株式の評価方法として配当割引モデルについて説明してきたが、日本でもアメリカでも株価水準を判断する尺度としては、むしろ、株価収益率(Price-EarningsRatio,PER)のほうが広く用いられている。

株価収益率とは、次のように株価を前期実績または今期予想の1株当たり利益(Earningspershare,EPS)で割ったものである。株価株価収益率=、株当たり利益ある企業の株価水準を他の企業の株価水準や産業・市場の平均水準と比較する際には、利益の水準が企業によって異なり、株価そのものを比較しても意味がないので、株価を1株当たり利益で割った比率を比較対象とするのである。

一般にPERが高ければ、投資家は現在の利益水準に比べて株価を高めに評価していることになるので、将来の利益成長を期待して、その株式を評価しているという解釈がなされる。以下に示すようにPERは一定成長モデルによる株価判断の変形であるといえる。一定成長モデルは次のように表された。

すなわち、配当性向株価収益率=必要収益率1配当成長率ここで、配当性向をd、株主資本利益率をROEと表し、配当成長率として内部成長率g=ROE.(1-.)を用いると、上式は次のように書き換えられる。

配当性向すなわち、株価収益率=必要収益率1株主資本利益率×(、-配当性向)この式から、PERは、次のような要因の影響を受けて決まることがわかる。

(1)株式の必要収益率が高ければ、PERは低くなるこの例としては、一般に金利水準が低下すると株式の必要収益率も低下し、株価水準が上昇することがあげられる。あるいは、業績の変動性の高い企業の株式は、投資家はそのリスクに応じて高い収益率を要求するので、成長‘性が同じで、より業績が安定している株式に比べてPERが低くなると考えられる。

(2)ROEが高ければ、PERは高くなる利益の一部が内部留保される場合、その収益率が高ければ、内部成長率が高くなるのでPERが高まることになる。配当性向がPERに及ぼす効果については1概にはいえないように見える。

というのは、まず、配当性向は式(5)の分子に出てくるので、配当性向が高いほどPERが高くなる。しかし、また配当性向が高まると内部成長率が低くなるので、式(5)の分母が大きくなり、PERを低める効果もある。次の数値例を用いて、配当性向がPERに与える影響について詳しく見てみよう。

[例6]株式の必要収益率が10%の場合、ROEと配当性向が変化すると内部成長率とPERがどういう値になるかを見ると、表のようになる。

無担保ローンと有担保ローンの違い

無担保ローンについての詳しい解説は、無担保ローン比較Plus!http://無担保ローンdesk.com/が参考になる。なお、カードローン、おまとめローンについてもわかる。